2023.10.26
終了

【11/11,12】パフォーマティブインスタレーション「光の原液」

伊藤誠一朗と清水琳名による共同制作によるパフォーマティブインスタレーション「光の原液」

二人の今作は人々が抱える「不安」や「緊張」を想起させます。
伊藤誠一朗は「身体、性を巡る欲望や葛藤」とその意識に起因する「装い」をテーマに、衣装や立体作品、パフォーミングアーツを横断しながら、制作をしています。
清水琳名は立体物を空間に構成し、人間社会に蔓延る価値観や優劣の尺度に対する疑問をテーマに本当の自由とは何かを考え、また物の年式や時代性、それによって理由付けされた構造を軸に制作を行っています。
双方のパフォーマンスを繋ぐ黒い水は罪の象徴です。そして私たちを縛り付ける様々な物事や規範に対しての現状を美しくも奇妙に立ち上がらせ、複合的なパフォーマティブインスタレーションを展開します。私たちは考え困惑し、その全容を把握しようと試みます。現代の社会における自己や他者、社会に対する疑念や不確かさは、彼らの作品における出来事や感情の二重性、曖昧さによって静かに明らかにされる気配を持ちつつも、明確な答えは示されません。
「不安」や「緊張」それは「自由」や「解放」の表層の一部に過ぎません。
交差する様々な感覚や事象のあいだを是非ご鑑賞ください。

○作家プロフィール

伊藤誠一朗  instagram
1997年 広島生まれ 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒

「身体、性を巡る欲望や葛藤」とその意識に起因する「装い」をテーマに、衣装や立体作品、パフォーミングアーツを横断しながら制作。 主にLGBTQ+当事者として、社会や身の回りで意識せざるを得ない小さな隔たりや不安、自身の内外に存在する固定観念に焦点を当て、そこから脱却するための足掛かりとなるような作品を目指す。透明樹脂や石膏でできた身体を想起さ せる立体作品や、作品ごとに設定した状況(時代、土地、空気感など)に合わせた衣装やオブジェクトを制作し、それらも演 出として作用します。 近年では自分の作品制作の核となる身体の拡張というテーマをベースに、主に型取りの技法を用いて、ウェアラブルな透明樹脂の立体作品を制作。
代表作に、2020 パフォーマティブインスタレーション (武蔵野美術大学卒業作品展優秀賞受賞)
その他展示に、2020年「IMMATERIAL BODY」(PARCO MUSEUM TOKYO),2022年松永拓馬/獣アートディレクション·衣装制作(WWW X 渋谷)2023年「EQUALAND」TOKYO CLEATIVE SALONのパフォーマンス企画に脚本・演出として参加。

清水琳名  instagram
1997年 東京生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒

立体物を空間に構成し、それらを人為的に操作する、パフォーマティブインスタレーションの形式で作品を発表する。人間社会に蔓延る価値観や優劣の尺度に対する疑問をテーマに本当の自由とは何かを考え、作品制作を行う。また物の年式や時代性、それによって理由付けされた構造を軸に立体制作を行う。
主な展覧会に2018年solo exhibition”暗かった犬”, 2019年exhibition”RAN”(中目黒みどり荘gallery),2020年 “ZIG ~取り留めのない発想と空間の拡張、それらを集約する媒体~” (武蔵野美術大学卒業作品展優秀賞受賞)2020年exhibition”meta”(千葉市美術館bachica),2020年exhibition “シャンデリア~滝野川のバスルームに捧ぐ~”(個人邸)and more

光の原液

○日時
2023年11月11日(土)、11月12日(日)
14:00開場 / 14:30開演
16:00開場 / 16:30開演
(※パフォーマンスは全体で30分程度を予定しております。)

○入場料: 1,500円(※入場時にお支払いください。現金決済のみとなります。)
人数に限りがあるため事前に予約をお願い致します。

○予約フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfGRQiB8KW6YbM4LOO5aOfmAoAdjEWucw_CCYp37XS5dIwt4g/viewform

○主催:伊藤誠一朗、清水琳名

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