2016.10.15
レポート

誰もがアーティスト性を発揮できる“墨アート”

書家の七澤菜波先生を講師にお迎えしてしたワークショップ「生活を彩る墨アート にじみを活かしたポチ袋」を、9月24日に開催しました。

いわゆる書道や墨絵とは違った、墨の濃淡や筆のにじみを駆使したアート作品を発表している七澤先生ならではの、とてもクリエイティブな内容でした。

まず最初に、墨で多様な表現をするためのノウハウを学びます。墨は濃度の濃さ別に3種類以上用意し、わざとたっぷりつけて描いてから半紙を持ち上げて墨が流れるようにしたり、筆を叩いて飛沫を飛ばしていったりします。こういった技法を知るだけでも、いろいろなことができそうという気持ちになってきます。

書道用の筆だけではなく、太い刷毛なども使っていきます。ティッシュやペットボトルのフタなども、七澤先生にかかるとすべて書を描くための筆代わりになってしまうのです。顔料や絵の具で、差し色を入れてもキレイでした。

そうしたら、実際に和紙に墨アートを描いていきます。最初に墨の表現を習っているので、こんな風に墨を使ったらどうだろう、こんな風に筆を使ったらどうだろうと、おのおのの好奇心・探究心の赴くままにみなさん黙々と描かれていました。


いくつか完成したら、今度は課題のポチ袋作りです。透明の型を当てて、どこで切り抜くと素敵に見えるか、考えていきます。七澤先生はグラフィックデザイナー経験もあるので、そうしたトリミングのセンスも秀逸です。もし、和紙に描いた時点で多少満足できなかったとしても、良いトリミングポイントを見つるとものすごく素敵になる場合もあります。それが、このワークショップの面白さです。

最後には、みなさんとても素敵な作品ができあがりました。生徒さんの作品が、どれも本当に素敵で、それでいてそれぞれに個性が出ていました。

今回ご参加いただいた皆さんは、普段から書道をやられていたりと手練の方がほとんどでしたが、絵が苦手、文字が上手という方でも、きっと自身の中のアーティスト性を発揮し、楽しいんでいただけると講座だと思います。

次回は、洋服やバッグなどの布物に直接墨アートを施していくワークショップを10月22日に開催します。こちらもぜひご参加ください。
墨を使って布に描こう! オリジナルグッズ作り