デザインをプログラムで考えるとは?
7月に開催したワークショップ「はじめてのデザイン講座 偶然の線からつくるアクリルアクセサリー」を、好評につき10月15日にも開催します。
この講座では、あらかじめデザインを考えてきていただく必要がありません。どうやってデザインを考えていくかを、学んでいくからです。
講師を務めるジュエリーデザイナーの犬塚崇文さんは、普段言葉の波形から指輪をデザインするというような、理系的発想でデザインを行っています。そうした発想方法を、アナログな手段によるプログラムへと落とし込んでくれました。
具体的には、2つの方法をとります。
1つは、四角い枠の中にフリーハンドでぐちゃぐちゃの線を描いていきます。その線が交差して囲まれた面の中で、良い形だなと思う部分に色を塗っていきます。
そしてもう1つは、切り出したパーツをじゃんけんゲームによって回転させていく方法です。たとえば、グーで勝ったら180度、パーで勝ったら右に90度、チョキで勝ったら左に90度といった感じにパーツの向きを変えながら、一周させていきます。
こうした、偶然性からデザインを生む仕組みを作りをここではプログラムと呼んでいます。
7月の開催時には、子どもさんから大人まで集まり賑やかに行われました。
デザインが決まったらアクリルをその形に切り取ります。ここはお子様には難しい作業かなと思いましたが、犬塚先生が糸ノコの動かした方を教えると、コツを掴んでサクサク進めていきました。
形が切り出せたら、赤青黄色の染色液につけ、アクリルを染めていきます。
複数色で染め分けやグラデーションにしたり、重ねて染めたりもできます。
仕上げにブローチの金具を貼付けて完成です。
こんな風に並べて遊んでるお子様もいました。形から絵を発想していくのも楽しいですね!
次回の開催もぜひお楽しみにしてください。
◎10月15日(土)開催
はじめてのデザイン講座 偶然の線からつくるアクリルアクセサリー