2018.02.04
レポート

東東京バー『本所おけら長屋』畠山健二が語る「下町を楽しみつくす法!」

SOOO dramatic!主催のトークイベント 東東京バーを1月26日(金)夜に開催。
今回のゲストは、『本所おけら長屋』シリーズの著者・畠山健二さんでした。

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お江戸は本所亀沢町の「おけら長屋」の個性豊かな面々が繰り広げる、笑いと涙と人情の世界!古典落語テイストでシリーズ累計56万部突破の大ヒット時代小説『本所おけら長屋』。著者の畠山さん、実は墨田区本所育ちの本所在住。つまりは、地元が舞台の初の時代小説が大ヒット!となったわけです。ケーブルテレビのJ:COMでは、下町人を紹介する番組も放送中。仕事でも私生活でも下町を楽しみつくしていらっしゃいます。
入谷近辺にも馴染みがあるそうで、なんと小説の3巻くらいまでは鶯谷の裏ランドマーク=大泉サウナセンターで執筆されていたんだそう!サウナなのにデスクがあるフロアがあり、執筆→息抜きにサウナ→執筆→サウナのリピート…。しかも、今回のイベントの直前にも大泉サウナセンターに立ち寄り、汗を流しながら「何を話そうかな…」なんて考えていたそうです。

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50歳を過ぎで小説を書く前までは、演芸の台本などを手がけていらっしゃった畠山さん。
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人間の弱さを肯定するのが「落語」。ダメな人間たちを排除しない、そういものを小説にしたかったんです。
今の世の中はドロップアウトをしないのが良しとされていていますが、江戸時代はドロップアウトを良しとしていました。酒飲みでも、仕事をしなくても、どんな失敗をしても、なんだかんだ文句を言ったり口は悪いけど、やっぱり仲間、阻害しない。その方がまとも。おけら長屋は、まともな世の中なんです。
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お話を聞いていると、江戸時代の長屋にタイムスリップ出来たら、今よりちょっと温もりのある暮らしが出来るんじゃないかなぁと想像します。でもですよ、長屋スピリットはここ下町に今も、少しはいきづいていると思うんです。そこを大切にしたいなと思いました。

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書くにあたっていつも大切にしていることは「品行と品性」なんだそう。品行が悪くて、品性は良く…そんな人間が面白い!品行は普段の行い、品性は道徳的な視点から見たときの人格・性質。つまり、態度が悪くても中身が良い人間を描くこと。
「笑って泣かす」に自信を持って書いて、それを信じて頑張っていきたいとおっしゃっていました。

2月8日には『本所おけら長屋』最新刊となる第10巻も発売になりますよ!

・『本所おけら長屋』公式サイト
https://www.php.co.jp/okera/

・畠山健二 公式サイト
http://okeranote.com/

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◉ゲスト:畠山健二(はたけやま・けんじ)
1957年、東京都目黒区生まれ。墨田区本所育ち。演芸の台本執筆や演出、雑誌のコラム連載やものかき塾の講師も務める。2012年『スプラッシュ マンション』(PHP文芸文庫)で小説家デビュー。翌年スタートの文庫書き下ろし時代小説「本所おけら長屋シリーズ」がベストセラーとなる。最新刊「おけら長屋(十)」は、2月8日発売!
その他の著書に『下町呑んだくれグルメ道』(河出文庫)、『超入門!江戸を楽しむ古典落語』(PHP文庫)がある。

◉「本所おけら長屋」とは?
幅広い世代に支持され、累計50万部突破の大ヒット時代小説。『お江戸は本所亀沢町にある貧乏長屋。万造、松吉の「万松」コンビを筆頭に、左官の八五郎・お里夫婦や後家女のお染、 浪人の島田鉄斎ら個性的な面々が住んでいる。人情とお節介で下町界隈でも名高い「おけら長屋」では、今日も笑いと涙 の“珍”騒動が巻き起こって……。』

▼ 恒例!出演者さまにいただいているトイレへのサイン🐈
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